海外就職に年齢は関係ある?

海外就職方法

今では、SNS/ブログ/Youtube等様々なツールを使って海外情報を集め、海外旅行に気軽に行けるようになり、海外がより身近に感じれるようになったため、「海外で生活してみたい」、「海外で働いてみたい」と思われている人も増えて来ているのではないでしょうか。

一方、特に中高年(40代~)の方は、海外就職、海外転職では年齢がネックにならないか気にされている人もいるかと思います。

結論から言うと、海外では日本ほど年齢を気にする風潮はなく、年齢より、その人が会社に対しどれだけ数字で貢献してくれるかを重視します。

 

このページのまとめ


・海外は即戦力としての採用が主流。年齢よりも本人のそれまでの実績、スキルを重視。

・新卒~20代前半は、語学力があれば海外の日系企業の場合ポテンシャル採用は有り。
(ただし、就労ビザが下りない国は多々あり)

・20代後半~30代前半は、語学力が低くても海外の日系企業には海外就職しやすい年代。

・30代後半~40代は、実績 or スキル+語学力があれば海外就職が十分実現可能。

・50代は、実績 or スキル+語学力+管理職経験があれば海外就職も可能。


 

では、年代別に詳しく見ていきましょう。

 

海外就職したい新卒の方

日本ではポテンシャル採用を前提としているため、新卒は企業への就職に有利と考えられていますが、海外就職においては、必ずしもそうとは限りません。

理由は以下3つあります。

① 即戦力が主流なため、スキルや経験が無ければ、高い人件費のかかる日本人を雇用する意味が無いから。

② 日本のように、新卒向けのOJT/教育制度がきっちり整った環境はまずなく、ビジネスをある程度分かった上での教育になるから。

③ 海外で働くには就労ビザが必要。
就労ビザを取得するには、大卒以上など学歴の条件があるほか、2~5年程度の実務経験を条件としている国も多々あり。
特に先進国はビザ取得のハードルが高く設定されていることが多いため、新卒では就労ビザ申請の条件を満たせないこともある。
新卒で海外就職可能な国は、タイ、フィリピン、カンボジア、インド、条件付きでマレーシア&シンガポール。

現在タイ在住でタイ国内でも転職活動を2回経験し、過去転職でほぼ全て年収アップを実現した私の経験では、タイでは新卒でも語学力があれば実際に求人は有ります。

特に、日系企業向け営業職などで見かけます。

新卒/第二新卒にオススメの海外就職エージェント
本記事では、新卒、第二新卒向けオススメの海外就職に強いエージェントを2社厳選して各社の特徴を紹介しています。職歴が無いもしくは浅くても、特に海外の日系企業では、ポテンシャル採用はよくあります。若年層の場合は、英語が話せなくても勉強しようという意思がある人は採用される傾向にあります。

 

海外就職したい20代後半~30代前半の方

一番海外就職がしやすい年代です。

理由は以下4つです。

① 基本マナー、ビジネススキルが身に付いている。

② 体力もあり、考え方にもまだ柔軟性がある。

③ 新しい環境への適応力もまだある年代。

④ 日系企業では、組織の年齢バランスを考えて一番扱いやすい年代。

特に1社で同じ職種で専門的な仕事をしてきており、語学力がある方は、海外では好待遇で迎えられるでしょう。

ただし、年齢的にもまだ若いため、海外就労した後の自身の帰国後のキャリアも考えておいた方が良いでしょう。

海外就職、海外転職に強い転職エージェント厳選6社
本記事では、私が実際に海外就職、海外転職で利用させて頂いた転職エージェントの中で、求人数・対応・コンサルタントのクオリティなどから厳選した6社を紹介しています。各社ごとの特徴、私自身利用させて頂いた際の先方対応、どんな人に合っているかなどの特徴をまとめています。

 

海外就職したい30代後半~40代の方

この年代になってくると、海外就職が難しいであろうと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際には、40代で海外で働く人は多いのです。

外務省のデータによると、2017年の年齢別在留邦人の割合は、40代が全体の約21%、50歳代で約13%、60歳以上は約14%でした。

日本での実績またはスキルがあるなら、30代後半はもちろん40代以上でも海外就職は可能です。さらに管理職経験があれば、英語力が低くても十分可能です。

IT系や機械、語学力など、専門性の高いスキルを持っていれば年齢を重ねても求人を見つけられるでしょう。

その半面、未経験職種へ転職する人や、多職種を経験してきた人は評価されずらい可能性があります。

30代後半以降に海外就職する場合、日本でスキルを高めた上で、海外に行くべきかを検討するのが良いでしょう。

また、若い時と異なり、環境への適応力が落ちてくる年代でもあるため、元々海外への出張、旅行などをあまり経験していなかった方には、海外渡航による環境の変化に適応できるかどうかも検討する必要があります。

海外旅行などで現地に行って生活していけそうかなどを考えた方がベターです。

食事や住居など生活環境が変化するため、海外で働き出してしばらくは、心身への負担は避けられないでしょう。

仕事への取り組み方も日本と異なるので、海外の働き方に合わせる必要もあります。

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海外就職したい50代の方

大半の方が50代で海外就職は無理でしょと思われると思いますが、東南アジアを中心とした海外では、シニア(50代、60代)の日本での豊富な経験、知識、人脈、管理職経験を当てにしている求人が多くあります。

英語がそれなりにできる人であれば、尚更です。

シニアの海外就職には主に2パターンあります。

1つ目は、40代以下同様に、前線でバリバリ働くパターンです。

2つ目は、第一線からは退き、ビジネスを前線でするのではなく、アドバイザー的な立ち位置、下の世代への教育です。

1つ目が通常の海外就職パターンですが、2つ目の例としては、中国、台湾、タイ、ベトナム、フィリピンなどで、日本で定年退職後、もしくは、定年退職前に、海外就職してアドバイザーとして仕事をされている日本人もいらっしゃいます。

以前のタイ国内の取引先数社にもいました。

基本的には1年契約で更新していくといったスタイルです。

 

日本での実績またはスキルがあるなら、40代同様、海外就職は可能です。

ただし、40代以上に、環境、考え方への適応力が落ちていますので、元々海外への出張、旅行などをあまりしていなかった方には、海外渡航による環境の変化に適応できるかどうかは真剣に検討する必要があります。

 

本記事では、海外就職に年齢は関係ある?という疑問に対し、年代別に解説してきましたが、海外就職では、日本ほど年齢を理由に却下されるケースは少なく、それよりも、実績・スキル・英語力(現地語力)を重視されます。

私も実際40代から海外就職していますし、他にも40代以上、50代からでも海外就職した知り合いもいます。

20代~30代の方はもちろん、40代、50代の方でも、現在の超円安、日本のさらなるグローバル化(外国人労働者増)などを考えると、これまで日本国内での転職しか考えていなかった方も含め海外就職を検討するには良い機会ではないでしょうか。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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