世界的なコロナ流行でここ数年海外在留邦人が減ったとは言え、1990年からコロナ前の2019年までは海外在留邦人は毎年増える一方でした。
2022年10月時点の外務省統計によると、海外在留邦人数は1,308,515人です。
そのうち、タイには78,431人の在留邦人がいます。
世界の在留邦人数ランキングでは、No.1 米国(418,842人)、No.2 中国(102,066人)、No.3 オーストラリア(94,942人)に次ぐ、No.4です。
さらに、世界の都市別在留邦人数ランキングでは、No.1 ロサンゼルス(65,044人)、No.2 バンコク(56,232人)となり、いかにバンコクに在留邦人が集中しているかが分かります。
それだけバンコクに集中している理由は、住みやすいというのが一番と思います。
実際に私の知り合いでも、職場はチョンブリ(バンコクから南東に約100km)、コラート(バンコクから北東に約170km)ですが、バンコク在住の人も沢山います。
では、それだけ多くの在留邦人がタイでどういった仕事をしているかを見ていきましょう。
タイで働く日本人の仕事とは?人気の仕事は?
2021年時点の外務省統計では、タイに進出している日系企業拠点数は5,856です。
世界でも、中国31,047、米国8,874に次ぐNo.3の拠点数です。
タイの場合は製造業が多く、親日感情も良い為、進出する日系企業数も年々増えています。
そんなタイで暮らす日本人の仕事は、やはり製造業関係が一番多く、次に観光立国タイを象徴するサービス業です。
タイで働く日本人の仕事 1.営業
タイにある日系企業の仕事で一番多いのは、営業職です。一番人気の職種でもあります。
求人もその分多くあります。
タイにある日系企業の日本人に営業する事が多く、英語もしくはタイ語を使う必要が無い事もよくあります。
ただし、その日本人の部下のタイ人スタッフとやり取りが必要な場合は英語もしくはタイ語が必要になるケースもあります。
他に英語(もしくはタイ語)が必要になるケースとしては、
①タイにある外資系、タイローカル企業へ営業するケース
②近隣諸国(ベトナム、インドネシア、フィリピン、インド等)への海外出張があるケース
社内組織として一般的なのは、日本本社で働いた後タイに赴任して営業部署をまとめる駐在員が営業GM(部長職)で既にいて、その下で働く現地採用がおり、その現地採用が駐在員と一緒にタイ人スタッフを管理するパターンです。私も実際にこのパターンを経験しました。
英語力を気にする人も多いかと思いますが、私がタイで日系・外資ともに6年以上仕事をしてきた経験から言える事は、タイで仕事上求められる英語力は、他国と比べると決して高くありません。
英語が全くできなくても海外就職したい営業マンの人には、特にタイはおススメの国です。
タイで働く日本人の仕事 2.工場管理
タイに工場を構える日系企業では、現地での工場管理職を募集しているケースがあります。
工場管理職とは、原価管理、生産ラインの進捗管理などになりますが、大手~中堅規模の日系企業などで募集している事が多く、給料・福利厚生などがしっかりしているというメリットがある一方、工場勤務の場合は土曜日出勤を月1回もしくは2回ある企業も多いのが現実です。
また、工場の従業員のタイ人は、一般的にはマネージャークラスでも英語を話せる人は少ない為、ある程度タイ語が話せないと難しいと思います。
ただし、工場管理職でも、工場にオフィスを構える経理・人事部門などで募集している事もあり、特に経理部門は英語・タイ語があまりできなくても、経理の実務経験があれば、それだけで働けるケースもあります。
タイで働く日本人の仕事 3.エンジニア
タイの日系企業では、エンジニアを募集しているケースは非常に多いです。
特にITエンジニアは優遇されています。
理由はタイ投資委員会(BOI)が定める「ターゲット産業」の1つだからです。
IT関係などに従事する高度技術専門家、投資家、上級幹部、スタートアップ企業の起業家向けに特別に創設された新しいタイプのビザ(Smart Visa)があり、Work Permit(労働許可証)無しで就労が可能になります。
エンジニアと言っても、ITエンジニア、製造業のエンジニア、研究開発エンジニアなど様々ありますが、上記の通り、ITエンジニアはもちろん、それ以外のターゲット産業に属するエンジニアなども、BOIが海外から招致する為に力を入れています。
ご参考までに、BOIの定めるターゲット産業、Smart Visaについてお知りになりたい方は以下BOIが日本語で作成した資料をご確認頂ければと思います。
Thailand’s Smart Visa(外国人専門家と技術者の招致)
エンジニアの場合は、基本的に技術用語で現地人とも分かり合える事も多い為、語学力は営業・人事・総務に比べると求められませんが、英語もしくはタイ語ができると管理職へのキャリアアップにも大きく寄与します。
また、タイの場合は、エンジニアとして日系企業に現地採用として入社、数年後に自分で会社を設立して独立している人も見かけます。
タイで働く日本人の仕事 4.ホテルスタッフ
日本人観光客が多いタイでは、日系大手ホテル(オークラ、ニッコー、ソラリア西鉄など)はもちろん、外資系・大手タイローカルホテルでも日本語及び日本流マナーを知っている日本人スタッフを募集している事はよくあります。
ポイントとしては、日本語が流暢なタイ人ではなく、日本人も必要としている理由です。
日本式のおもてなし、心配り、マナーなどを兼ね備えた日本人を必要としています。
お客様は日本人だけに限らず、タイ人、外国人もおり、また、タイ人スタッフとのコミュニケーションに、英語もしくはタイ語は必ず必要になります。
タイで働く日本人の仕事 5.不動産屋スタッフ
タイでも日本人が運営する不動産仲介会社が50社以上あります。
↑でも触れた通り、タイの在留邦人数は78,000人以上おり、大半の人は日系不動産会社経由でコンドミニアム(日本で言うところのマンション)、サービスアパートメント(メイド・食事等付きの高級アパート)を契約しています。
駐在員の場合は、基本的に、会社の人事・総務が全て手配、契約などを本人の希望に沿って進めてくれますが、現地採用の場合は、自分で全て行います。
日系企業の場合は、やはり日系不動産会社を通して契約する事が一般的な為、日本人スタッフを募集している事がよくあります。
募集している年齢層は比較的若手(20代~30代)が多いのが現実です。
タイの場合は、日本のように宅建のような資格取得を推奨されることもない為、年齢的に若年層であれば、未経験でも採用してくれる可能性は他職種と比べれば高いようです。
ただし、賃貸契約書は英語になる事が一般的な為、英語が読める程度でも出来るに越した事はありません。
タイで働く日本人の仕事 6.旅行代理店スタッフ
日本人観光客が多いタイでは、日本人向けの旅行代理店スタッフとして活躍する日本人も多くいます。
日系大手旅行代理店では、ツアーコンダクター、カウンター業務、ツアー企画を行う現地採用の日本人スタッフを募集している事も見かけます。
日本語を話せることはもちろんですが、最低限のマナー、配慮などが出来ることも求められます。
特にカウンター業務などでは英語・タイ語を使うケースも少ないため、語学は全くダメという人には最適な仕事です。
一方、旅行代理店のツアーコンダクターは、日本での出発→タイ→日本に帰着までの旅全体のサポートが必要になるため、最低限の語学力が必要になってきます。
日系大手旅行代理店であれば、給与も安定しており、福利厚生もしっかりしている為、働きやすい環境です。しかし、その分、競争率は高いようです。
タイ語が出来れば、ツアー企画を行う際に、観光スポットとの交渉に非常に有効ですが、有名な観光スポットであれば、英語も通じる場所もある為、英語もできれば尚採用されやすい仕事です。
タイで働く日本人の仕事 7.コールセンター
バンコクには、大手日系企業のコールセンターがあり、そこで働く日本人も多くいます。主な業務は通信販売の受注で、日本から電話がかかってきます。
日本人相手の仕事なので英語もしくはタイ語は全く必要ありません。
フルタイムで働けば十分生活できる水準になる事と、他職種以上に、残業がほとんど無いようです。
ただし、就労ビザが取得できる日本人の最低月給は5万バーツと定められていますが、BOI(タイの投資委員会)取得企業のうち、一定の条件を満たした企業のみ、5万バーツ以下で現地採用の日本人スタッフを雇用できる為、給与水準が低くなる傾向があります。
英語もタイ語も全くできず給与も多くは要らないが、タイで過ごすプライベート時間を出来るだけ多く確保したい人には最適かもしれません。
他にも、企業内の通訳・翻訳スタッフ、タイ大手病院などの通訳・翻訳スタッフ、日系レストランの日本人スタッフなどもあります。
タイで働く事に少しでも興味があれば、日本にいながらタイでどのような求人があるかを、タイ就職に役立つ転職エージェントに登録してリサーチする事から始めるのが良いでしょう。諸費用は一切不要。
タイ現地採用の求人に応募した後の選考は、現在は全てオンライン面接で完結するケースが一般的になってきています。
タイの生活環境は?
海外就職が初めての人にとっては、タイは非常に生活環境が整った国です。
食事、買い物、住宅、教育、医療、交通、治安、言語など総合的に考えて、日本人にとっては生活がしやすいです。
タイの生活環境 1.食事
タイ料理が好きな人は何も困りませんが、タイ料理が苦手な人でも、日本食レストランは首都バンコクはもちろん、他都道府県(チョンブリ県、アユタヤ県、ナコンラチャーシマー県、ラヨーン県、チェンマイ県など)に行っても沢山あり、そのクオリティも日本以外では世界トップクラスです。
例えば、鯖塩焼き定食(鯖+日本のお米+味噌汁+一品もの)はバンコクでも約150-250バーツ(現円安為替レート換算でも約580円~970円)で食べれます。
米国では約30ドル(現円安為替レート換算約4,400円)以上します。
タイ人も年々所得が上がり、日本食レストランに好んで行く人も多くなっている為、タイ人だけで切り盛りしている日本食レストランも多くあります。
タイの生活環境 2.買い物
日頃の日用品の買い出しに行くスーパーも、タイローカルでは、ビッグシー、テスコロータス、トップスマーケット、ビラマーケット、マクロなどがあり、日系ではマックスバリュー、高級スーパーのフジスーパー、それから、ドン・キホーテもあります。
コンビニはセブンイレブンが至るところにあります。
デパートも高級百貨店のサイアムパラゴン、セントラルワールド、エムクオーティア、エンポリアム、ザ・モールなどが豪華なデパートがあります。
一般的なスーパーから高級スーパー、コンビニ、高級百貨店が多くある一方、タイはマーケットも盛んなので、チャットチャックマーケットを始め、トレインマーケットなど様々な場所でマーケットが定期的に開催されており、安く洋服・食料品・化粧品・雑貨等が買えます。
日本で言うところの百均のダイソーもありますし、ドラッグストアはローカル系もあれば日系ではツルハドラッグがあります。
タイの生活環境 3.住宅
バンコクで日本人が一番多く住む賃貸料が高いスクンビット地区でも、1K家具付き30平米(約9坪)の部屋が約10,000~20,000バーツ(約38,600円~77,200円)で十分借りれます。20,000バーツの1K家具付き30平米の部屋はかなり高額なレベルです。
その価格帯のコンドミニアムであれば、ほとんどがプール、ジム付きです。コワーキングスペースや子供の遊び部屋、ライブラリ付きのものもあります。
日本人駐在員の人は、会社が全額負担してくれる為、さらに上のグレードの20,000~60,000バーツの部屋を借りているケースも少なくありません。
また、駐在員が借りているのはサービスアパートメントというメイドサービス付きのマンションもあり、毎日部屋の掃除、ベッドシーツ交換、場合によっては洗濯のサービスが付いている事もあります。
ただ、現地採用で自分で家賃を払う必要があり、メイドなんか要らないという人でも、バンコクでは自分で好きな日時にお気に入りのメイドを呼んで部屋の掃除をしてもらえるサービスがあります。
料金は1回2時間520バーツ(約2,000円)です。2時間休む事なく真面目にキレイに掃除してくれます。
この画像をクリックした後、タイ語でライン登録の画面が出て来るので、ライン登録後は英語でやり取りが可能です。
タイの生活環境 4.教育
日本人学校は、バンコクとチョンブリ県シラチャ郡にあります。また、バンコクにはインターナショナルスクールもあります。
ただ、日本人駐在員の人でも、お子さんを日本人学校もしくは非常に授業料が高いインターナショナルスクールに通わせてる人が多いですが、現地の学校に通わせてる人もいます。
日本人学校について詳しくお知りになりたい人は以下をご参照頂ければと思います。
入学金・授業料 | 学校案内 | 泰日協会学校 バンコク日本人学校、シラチャ日本人学校公式サイト (tjas.ac.th)
タイの生活環境 5.医療
タイの医療水準はそれほど日本と見劣りしないくらいレベルが高いです。
バムルンラード病院、サムティベート病院、バンコク病院、チュラロンコン病院などは医療水準が高く、海外、特に中国などからわざわざ治療を受けに来る患者がいるくらいです。
日本の病院のイメージと全く異なり、見た目も華やかさがあり、1階などには有名レストランが入っていたりします。
ただし、日本と大きく異なるのは、診察料です。非常に高いです。
タイの社会保険に加入しているだけであれば、風邪で医者に診てもらうだけでも、3,000バーツ(約12,000円)以上します。
そういった一流の病院に行く人は、社会保険と別に民間の医療保険に加入しているのが一般的です。もしくは、企業側が無料で民間の団体医療保険に加入してくれます。
尚、上記有名病院には、日本語通訳者が常駐している事もある為、日本語のみで問題ありません。
タイの生活環境 6.交通
タイでもバンコク及び近郊都道府県のみ、電車が走っています。MRT、BTSという日本と比べて非常に値段が安く、清潔で快適な電車です。
汽車であれば、バンコク以外の都道府県も走っていますが、日本人の場合は旅行で乗る人が少数いるくらいで多くはありません。
基本タイ人が都会で働いて田舎に帰省する際に使っています。
車移動は、バンコク市内は、世界でもトップクラスに渋滞がひどい為、MRT/BTSを使う方が便利です。
車渋滞はひどい場所になると、5-6km進むのに1時間以上かかることもあります。
タクシーは初乗り35バーツ(約135円)という安さである為多用できますが、バンコク市内の渋滞を避けたい場合は、バイクタクシーを利用します。
他にも、バス、ロットゥーなどの移動手段がありますが、タイにある程度慣れていてタイ語が出来る人でないと、少しハードルが高いと思われます。
尚、トゥクトゥクは移動手段としては高いですが、観光には良いでしょう。
タイの生活環境 7.治安
タイはかなり治安が良い国です。
東京・大阪の一部より治安が良いと言う人もいます。
タイではアジア人女性(日本、中国、韓国、欧米人など)が1人で夜遅くに歩いている姿もよく見ます。
とは言え、もちろん場所・時間などはある程度気を付ける必要はありますが、それはどの国でも同じです。
日本と大きく異なる点は、タイでは容易に銃を入手する事が可能な為、クラブなどでタイ人の若者同士がケンカして発砲事件などはあります。
タクシーのボッタクリ等も今はめったにありません。配車アプリのGrab/Bolt等も広く利用されており、使い勝手も良いです。
ただ、タイは世界中からの旅行者が多い為、タイ人ではなく、タイにいる海外諸国の人たちから、スリ、ひったくりに遭うというトラブルがあります。
最近では、バンコクにいる中東系の人から、日本の札を見たいから少しだけ見せてくれと言われ、すられたというケースがあり、在タイ日本大使館から注意喚起がありましたが、それでも他国と比べると、治安はかなり良いです。
タイの生活環境 8.言語
タイのバンコクでは、英語が通じる事もあり、日常会話レベルができれば、日常のコミュニケーションで困る事はほぼありません。
さらに、バンコクのスクンビット地区の一部、チョンブリ郡シラチャ市の街中などでは、日本語だけで生活できるエリアもあるため、海外の中でも、英語力が無くても生活できる国であることは間違いありません。
ただし、バンコクでも少しローカルなスポット、もしくは、バンコク以外の田舎町に行くと、英語が通じなくなる為、タイ語が必要になってきます。
そういった場所では、英語とタイ語混じりで会話する事も珍しくありません。
タイで生活する以上、やはりタイ語が出来るに越した事はありません。
タイ語は日本人にとって一番声調が難しいと言われている為、まず語学学校で基礎を学ぶ事がタイ語が話せるようになる近道です。
タイで働くメリットは?
タイで働くメリット 1.人が優しい
タイは「微笑みの国」と呼ばれる程、非常にフレンドリーな人が多いのと同時に、日本人同様、優しい人が多いです。
元々の仏教の考えから来ている「タンブン」という「善行を行う・徳を積む」ことを日々心掛けているため、特に困っている人にはすぐに手を差し出す文化があります。
仕事面でも生活面でも困っている時、困っているということが分かれば、彼らなりに助けようと努力してくれます。
私自身の体験談では、シラチャという街に住んでいて、22-23時くらいに街中を歩いている時に、恐らくシーフード等で腹を下したせいか、下痢で苦しんでいる時も、見ず知らずのタイ人が何人も「大丈夫ですか?」などと声をかけてくれたり、最終的には、カラオケ店のママさんが店の外まで下痢止め剤を持ってきてくれたり。
他にも、似たような体験が多くあります。
タイで働くメリット 2.親日家が多い
タイは王室制度で日本の皇室と長年親交を深めてきたこと、いち早く日系企業がタイに進出してきて雇用を生み出してきたこと、日本食、マンガ、アニメなど日本文化が非常に浸透していること、今や8万人近くの日本人がタイに在住していてタイ人からしても日本人と触れ合う機会は多いことなどから、親日家のタイ人は多いです。
タイ人になぜ親日家なのか?を聞いて一番多い答えは、「日本人は優しい」「勤勉」という答えた最も多いです。
親日家が多いため、毎年タイ人の旅行先No.1は日本です。
親日感情が良いということは、仕事・生活面でも何かと役に立つことは間違いありません。
一昔の親日感情が悪かった時の中国での出来事を考えれば、親日感情が良いというメリットが大きいかは、容易に想像できるかと思います。
タイで働くメリット 3.言語面で困りにくい
↑でも述べた通りですが、タイは、台湾同様、親日家が多いため、それだけ日本語を話せる人が多くいます。
街中でもタイ人で日本語を話せる人は珍しくありません。
会社内でも、タイ人で日本語を話す通訳がいることもよくあります。(逆に、日本人でタイ語がペラペラな通訳を置く大手企業もありますが)
仮に、日本語が全く通じない環境があったとしても、求められる英語レベルは、他の海外諸国と比べると、非常に低いため、英語が苦手な人にとっても仕事・生活がしやすい国の1つです。
逆に、タイでコミュニケーションができない人は、他の海外ではそれ以上に困ることになります。
さらに、場所によっては日本語のみで生活できる場所があります。
バンコクにあるシーロム地区の一部(タニヤ)、スクンビット地区の一部(特にプロンポン、トンロー辺り)、チョンブリ郡シラチャ市街中などの日本人街では、本当に日本語だけで生活ができます。
もちろん、自ら、ローカルエリア(日本人居住者が少なくタイ人ローカルが多く居住するエリア)に遊びに行ったり、仕事しに行った場合は、英語も日本語も通じないことはあります。
タイで働くメリット 4.趣味を楽しめる
タイでの趣味と言えば、年から年中温暖な気候であるため、ゴルフ、マリンスポーツ、ナイトライフ、観光スポット巡りなど様々な趣味が楽しめます。
まずは、タイと言えば、ゴルフ!と言う人もいるくらい、タイはゴルフを安く楽しめるゴルフ天国の国でもあります。
気候的にも、雨季と乾季はあるものの、基本、年から年中気温30度以上の国であるため、ゴルフ場がそこら中にあり、毎年日本から韓国から中国からなどから、ゴルフのために、タイに来る人も多くいます。
キャディも1人1人に付くゴルフ場も多く、プレー料金も日本と比べるとまだ安いのも人気の1つです。
また、タイには、サメット島、ラン島、サムイ島など様々なキレイな島があり、マリンスポーツを楽しめますし、男性女性両方に向けたナイトライフも充実しているため、仕事をしながら趣味を思う存分楽しめるところも魅力の1つです。
タイで働くメリット 5.ストレスレスな生活を送りやすい
タイ人の気質が元々「さばーい(快適な、気持ち良いなどストレスがかかっていない状態)」であるため、そのゆったりとした雰囲気が日本の殺伐とした社会で生きてきた日本人からすると非常に魅力的に感じることはよくあります。
そういった雰囲気を好むため、休暇でタイに旅行に来る観光客がコロナ前の2019年は年間4,000万人ほどいました。
そのため、タイで生活していると、仕事時にストレスがたまったとしても、休日にそういった雰囲気でゆったりリラックスすることにより、ストレスレスな生活を送りやすくなります。
それは実際に日本から海外駐在、海外就職した多くの日本人から話をよく聞きますし、私自身もそう感じています。
タイで働くデメリットは?
タイで働くデメリット 1.物価上昇
タイの物価は年々上がって来ています。
それは日本でも同様ではありますが、特に円に換算して計算すると、現在の超円安1バーツ=約4.1円では、かなり高く感じてしまいます。
ただ、海外駐在員の方であれば、給料を一定の割合で円での支給とバーツでの支給で決めれるため、現在の円安であれば、バーツでの支給割合を上げることで円貯蓄を増やすことが可能です。
海外就職でタイ現地採用の場合は、当然100%タイバーツで給料をもらうため、現在の超円安は円に換算すると高くなるため、有り難い恩恵になります。
タイで働くデメリット 2.日本クオリティよりは低くなる(生活面)
これはタイに限らず、海外在住になると、どこの国でも必ず日本のクオリティより落ちるものは沢山あるかと思います。
日本と比べてクオリティが落ちる例が以下になります。
・コンドミニアム、アパートのシャワーの水圧が弱い。
・道路がデコボコな箇所が多く歩きにくい、運転しにくい。
・タクシーの乗車拒否は普通にある。特に雨の日。
などなど。
タイで働く日本人の仕事とは?人気の仕事とは? タイの生活環境は?タイで働くメリット・デメリットは?などの疑問に回答してきましたが、超円安である今、海外就職に少しでも興味をお持ちの方は少しずつ情報集めのために、まず海外就職エージェントへの登録をオススメします。もちろん登録等諸費用は一切無料。
海外駐在としてタイで働いた後、5年程経過し帰任命令が会社から出たため、もっと住みたくて会社と交渉したが交渉決裂したため、タイにある他の会社へ現地採用として転職した日本人も珍しくありません。
多くの日本人がストレスレスな充実した生活を送っています。
海外就職には興味があるが初めてで不安という人は、一度タイに来て自分で見て聞いて感じてもらえればその良さが分かると思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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