海外就職に有利な資格とは?オススメの資格を紹介

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海外就職に有利な資格、オススメの資格

世界的なコロナ流行でここ数年海外在留邦人が減ったとは言え、1990年からコロナ前の2019年までは海外在留邦人は毎年増える一方でした。

2022年10月時点の外務省統計によると、海外在留邦人数は1,308,515人です。

とは言え、海外で働くのに、待遇が良い働き口を見つけるには、やはり実務経験とともに資格も評価されます。

しかし、海外ではどういう資格を持っていれば有利になるのか?を考える人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、海外就職に有利なオススメの資格を紹介します。

 

海外就職に有利な語学系資格

1) TOEFL

TOEFLは英語を母語としない人向けの語学検定で、オーストラリアやカナダ、イギリス、アメリカなど、130ヵ国9,000以上の大学や機関で有効です。試験は留学者向けのアカデミックな内容が多いものの、歴史があり知名度の高い試験なので、英語力の評価基準として採用している海外企業も多く存在します。

日本ではTOEICより知名度の低いTOEFLですが、特に英語圏ではTOEFLの方が一般的に受け入れられている国は多く、TOEFLの公式ホームページによると、世界中で3千500万人の人がTOEFLを受験したという集計結果が出ています。

それほど海外ではTOEFLの認知度は高く、例えば留学先の基準点となるのはTOEICのスコアよりもTOEFLのスコアの場合が多い他、英語圏のオーストラリアやニュージーランドでは移住ビザにも有効です。

2) IELTS

IELTSは、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどで特に有効な資格です。

IELTSのHPには、上記4か国での就労ビザ取得に必要なスコア目安の記載があります。

イギリスはオーバーオール(4技能の総合評価)4.0以上、カナダもオーバーオール4.0以上、ニュージーランドもオーバーオール4.0以上(投資家の場合3.0から)、オーストラリアはオーバーオール5.0以上。

IELTSはアメリカでも導入が進んでおり、3000以上の教育機関で有効です。問題は基本的にイギリス英語で出題されるので、リーディングやリスニングができる程度に知識をつけておくと良いでしょう。

3) 英語以外の外国語検定

日本語にも日本語検定があるように、世界の各国言語にもそれぞれ検定があります。

例えば、中国語は漢語水平考試(HSK)、スペイン語はDELEスペイン語検定、フランス語はDELF/DALF、韓国語は韓国語能力検定など。

あなたが働きたい国の第一言語が何かによって変わってきますので、興味のある方は調べてみるのが良いでしょう。

 

海外就職に有利な経理・総務・会計・経営系の資格

4) 経営学修士(MBA)

日本国内で一般的に経営学修士と呼ばれる「MBA」は、ビジネススクールの修士号のことを指しており、経営に必要なスキルや知識を修得するためのプログラムを学びます。

多くの欧米企業では、MBAホルダーを経営全般に知識をもった人材として認識しており、本場アメリカでの年間取得者は7~10万人程です 。

欧米企業の多くは、MBAホルダーを経営の専門知識がある人材と評価しているため、学位を取得できれば採用や昇進の場面で有利になるでしょう。

5)  米国公認会計士(USCPA)

経理財務、監査のハイキャリアにおける登竜門、「米国公認会計士(USCPA)」。英語力以外の専門スキルが欲しい人におすすめの資格です。

アメリカ各州が認定する公認会計士の資格ではありますが、相互承認協定によって、カナダ・メキシコ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド・香港・アイルランドなどでもライセンスの互換性があります。

会計と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実は、日本の公認会計士や税理士と比べると合格率は高めです。日本国内で受験することができ、1年間の試験回数も多い ため、日本人でもチャレンジしやすくなっています。

6) 米国上級秘書資格(CAP)

“プレMBA”とも称される、「米国上級秘書資格(CAP)」は、秘書としての高度な能力を証明する国際資格です。

米国上級秘書資格(CAP)は、オフィスプロフェッショナルを認定する国際的なビジネス資格です。

取得するには英語力はもちろん、マネジメントやIT、会計など幅広いビジネスの知識が必要とされます。

そのぶん、海外企業からの評価も高いため、語学力やビジネス能力で差をつけたいならオススメの資格です。

7) 国際会計検定(BATIC)

国際会計検定(BATIC)とは、Bookkeeping and Accounting Test for International Communication の頭文字を取ったもので、直訳すると、「国際コミュニケーションのための簿記会計テスト」となります。

BATIC試験を取得するということは、会計の日本国内基準と国際基準の両方に精通し、企業や株主、投資家に対して、これらの違いと導入による影響を適切に説明できるようになるということです。

ただ、試験の内容そのものが、相当の英語力と簿記会計の知識を必要とします。

国際会計基準(IFRS)に基づいて出題されるので、USCPAと勉強範囲が一部重なる為、USCPAの勉強にも繋がります。

 

海外就職に有利なIT系の資格

8) 認定情報技術者(CITP)

認定情報技術者(CITP)は一般社団法人情報処理学会が認定するIT分野の国際資格です。

多くの国でIT人材が不足しており、国際的に認められた資格である認定情報技術者は重宝されるためです。

例えば、オーストラリアやベトナム、シンガポールなど、IT技術者が不足している国はたくさんあります。

海外でIT技術者になるためには、グローバルに通用する認定情報技術者の取得は大きな強みになると言えます。

9) MOS

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、ExcelやWord、PowerPointなど、Microsoft Office製品の利用スキルを証明する民間資格です。

世界的に行われている試験なので、資格取得できれば世界中で通用します。

10) Microsoft認定資格プログラム(MCP)

Microsoft認定資格プログラム(MCP)は、マイクロソフト社が認定する民間資格です。

ITプロフェッショナルやデベロッパーとしての技能や知識を評価する資格で、IT系技術者に広く知られる人気の高い資格です。

 

海外就職に有利なサービス業・専門系資格

11) 調理師免許

飲食業は、日本人が現地で雇ってもらいやすい業種の一つです。

近年、世界中で人気の日本食ですので、日本人が多く在住するエリアであれば、日本食を提供するレストランの求人を探すことも難しくはありません。

逆に、日本人が多くはないが日本食レストランがあるエリアは、尚更です。

日本国内における「調理師免許」は、受験資格に一定期間の実務経験、もしくは各都道府県指定の調理師学校を卒業していることが受験資格です。

国際的な調理師資格は存在しませんので、実務経験が一番大事ですが、調理師免許を取得しておけばさらにアピールにつながります。

特に日本人の寿司職人は世界中で重宝されますので、今未経験でもこれから寿司職人を目指したいと考えている人には、「飲食人大学」を検討されてみてはいかがでしょうか。

良質の教材(食材)をふんだんに使った反復的な実技講習で、徹底的に基礎技術を修得し、さらに、現場で役立つ知識や考え方、サービスと実践力を、座学を通して実践力を養うことが可能なようです。

12) サービス接遇検定

サービス業において、接客スキルやマナーの理解度を測る検定が、「サービス接遇検定」です。調理師免許同様、国際的な資格ではなく、日本独自の資格です。

しかし、日本人観光客が多く訪れるエリアの宿泊施設や飲食店などでは、重宝される資格の一つ。

日本の接客業で当たり前となっている“おもてなし”文化は、世界から見ても特殊な接客サービスです。そのスキルと経験を現地で示すには、うってつけの資格でしょう。

13) 日本語教育能力検定

日本語教育能力検定は、外国人に日本語を教える日本語教師や、日本語家庭教師になりたい方にはオススメです。

日本語教育に関わる職業は海外就職でも人気です。

日本語教育能力検定を持っていなくても日本語教師にはなれますが、資格があると優遇され、より良い条件で就職できる可能性を高められます。

在留日本人家庭での日本語指導も資格があれば信頼してもらえるので、副業にも繋げられる資格と言えます。

さらに言えば、日本語教育能力検定+英語力(もしくは現地語)があれば、非常に強みになります。

14) 保育士資格

日本人駐在員が多い地域では、日本語ができる保育士の需要も高めです。

日本の保育士資格は日本国内でのみ有効な国家資格ですが、駐在員の子女を対象とする日系の保育園なら日本の保育士免許が活かせます。

一方、海外の一般的な保育園で働く場合は、現地の保育士免許が必要です。基本的に現地の専門学校や大学に通って資格を取得することになりますが、一部の国では日本の保育士免許を活かして、足りない部分を現地で取得して書き換えることもできます。

15) 看護師資格

海外で看護師として働くには、各国の免許が必要となるケースがほとんどです。

したがって日本で取得した看護師免許は、そのまま世界各国で使用できないのが現実です。

基本、資格取得の為の学校に通い、現地の看護師免許を取得する事になります。

しかし、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなどでは、外国の看護師資格を取得した看護師に対して、優遇措置により、その国の看護師資格を発給している国もあります。

英語試験合格+必要書類提出、もしくは、必要と判断された専門プログラムの受講、臨床実習の受講など国によって看護師登録制度が異なりますので、海外で看護師資格を取得する為の情報収集として、日本看護協会>>>から情報収集するのが良いでしょう。

 

以上が海外就職に有利なオススメの資格になりますが、まずはどの国で何の仕事をどれくらいの年収でいつ頃までに実現したいかを計画し、それに向けて資格取得していくのが良いでしょう。

その為に、海外就職に強い転職エージェントに登録して情報収集を始めて行きましょう。

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