日本国内にしろ、海外にしろ、転職活動は、新しい環境で自分自身を成長させるために非常に重要なものですが、中には失敗してしまう人もいます。
失敗というのは、仕事内容(イメージとのギャップ)、人間関係(上司、同僚)、会社の雰囲気など色々あります。
私はこれまで9回転職経験(日本国内7回、海外で2回)がありますが、1回だけ失敗した経験があります。
それは、私が転職先の会社の商材に対する事前リサーチ不足と職場の雰囲気が原因でした。
海外就職の場合は、国をまたいでの就職となるため、日本国内での転職活動で失敗しないために知っておくべきポイント以外にもありますが、まずは、日本国内での転職活動で失敗しないために知っておきたい5つのポイントを解説していきます。
目次
転職活動で失敗しないために知っておくべき5つのポイント
求人情報を複数のサイトでチェックする
転職活動で最も重要なのは、求人情報を集めることです。
ただし、一つのサイトだけで集めるのは危険です。
同じ求人情報でも、サイトによって募集内容や条件が異なることがあるため、複数のサイトをチェックするようにしましょう。
理由は、募集企業に対する各転職エージェントの営業力の違いもあるからです。
日本国内での転職では、絶対に外せない業界最大手、業界最大級の求人数を誇るリクルートグループのリクルートエージェントが一番おススメです。
自己分析を徹底的にする
転職活動では、自己分析が非常に重要です。
自分が何の仕事をしてお金を得たいのか、なぜその仕事をしたいのか、何を得意としているのか、どのようなキャリアプランを持っているかを明確にすることで、自分に合った会社、業界を見つけることができます。
自己分析をする際は、自分以外の人、例えば、家族、友達、恋人等からどのように見えてるかを教えてもらうのも非常に参考になります。
特に、付き合いが長い人から教えてもらうのがベストでしょう。
やはり付き合いが短い人は、あなたのことをうわべだけでしか理解していない可能性があるからです。
面接の事前準備をしっかりやる
転職活動において面接が一番のキーです。
面接での印象を良くするためには、事前準備をしっかりと行うことが大切です。
企業研究や自己PR、自分の強み、志望動機、入社してどのようなことで会社に貢献できるかなど、面接で聞かれそうな質問に対して最低でも回答のキーワードだけは頭に入れて準備しておくことが必要です。
いざ本番を迎えると緊張する方もいるとは思いますが、本番での緊張を少しでも和らげるために、面接のデモを転職エージェントに何度かやってもらうことが一番です。
また、緊張した時は「落ち着いて話すように心がけた方が良い」と言われる方もいらっしゃいますが、緊張してしまったその時に、落ち着いてと考えれば考えるほど、余計に緊張するのが普通です。
緊張してしまった時は、「ゆっくり話す」ことを心掛ければ良いです。
私も若い時は、緊張することが多かったですが、声が少し震えたとしても、ゆっくり話すことで、少しずつ緩和されていきました。
あとは、やはり「場慣れ」です。面接のデモでも何度でも繰り返してやっていけば、必ず慣れていきます。
転職エージェントA社、B社、C社、D社、E社など各転職エージェントごとに、面接デモもやってもらうようにしましょう。
質問内容も各社によって多少異なる内容もあるかと思いますし、デモの面接官・場所・雰囲気等も各社によって異なるため、そういった意味でも、転職エージェントには出来るだけ多く登録することをおススメします。
自分自身の将来のキャリアプラン
転職活動をする上で、自分自身の将来のキャリアプランを持っておくことも重要です。
あなたが仮に30歳で役職無しの社員として転職したとして、5年後には係長、10年後には課長、20年後には部長になりたいと漠然と考えていたとすれば、その役職を目指すのに、どういったスキルを取得し、それをどう仕事に活かしていきたいかなどがそうです。
スキルは資格である必要はありませんが、資格の方がより説得力があります。
役職には特に興味は無いという方でも、スキルアップは考えておられる方は多いかと思います。どういうスキルアップをしたいのかもキャリアプランに繋がります。
例えば、現在は営業職だが、営業の最前線でお客様の生の声を色々聞いた経験を生かし、5年後には商品企画職にチャレンジしてみたいなどもキャリアプランです。
入社後に、そういったキャリアプランをヒアリング・社内システムに登録などが必要な場合もあるでしょうし、面接時に聞かれる可能性も十分あります。
キャリアプランを転職活動時に明確にしておくことで、より自分に合った職種、スキル、求人を見つけることができるでしょう。
職場の雰囲気は事前に確認必要
転職活動で重要なのは、求人情報だけでなく、職場の雰囲気も確認することです。
実際に働く前に、会社の雰囲気や社員の雰囲気を知ることができる手段は多数あります。
SNSや口コミサイトを利用して、事前に調べることも大切です。
内定入手後に、転職エージェント経由でお願いし実際の職場を見学させてもらうという事も1つの手段です。
私も実際に内定入手後に内定承諾するしないにしても、必ず自分が実際に働く職場は事前に見せてもらうようにし、場合によっては上司になる方と面談したり食事したりしていました。
逆に、職場を見せてもらえない場合は、見せてもらえない理由が何なのかにもよりますが、その会社への転職は慎重に検討した方が良いでしょう。
ここまでは、日本国内の転職でも知っておきたいポイントを解説してきましたが、次に、海外就職で失敗しないための知っておくべき海外ならではのポイントを解説していきます。
海外就職で失敗しないための知っておくべき5つのポイント
海外で働く理由、その国で働きたい理由を明確化すること
① なぜ海外で働きたいのか?
② なぜその国で働きたいのか?
上記2つの質問に対して明確な答えを持っておく方が、海外就職後に困難に直面したとしても乗り来えれるようになります。
実際に面接でもよく聞かれます。
①については、本心は、今の円安から考えて海外で働く方が可処分所得を増やしてQOL(生活の質)を改善できるからだったとしても、面接では、グローバル人材になって将来的に外国人受け入れがさらに増える日本で活躍できるようにしたいからなど。
②については、仮にあなたがタイを選んだとすれば、本心は日本とは異なりゆったりしたストレスレスな社会で自分らしい働き方をしたいからだったとしても、面接では、タイの食事、文化、人などへの興味、親日国、日本のものづくり力を最も発揮できる海外の国の1つなど理由はいくらでもあります。
もちろん、本心と面接とでその理由が完全にマッチするのがベストですが、マッチしなくてもあなたに対する面接での印象等で、面接官はある程度察することができることは、念頭に入れておいた方が良いでしょう。
海外への就職、海外への転職の理由やどのようなキャリアアップを目指すのかを考えることで、自分自身の目的に合った求人情報を見つけれるようになります。
現地の就職事情を調べること
海外への就職は、その国の就職事情を知っていることが重要です。
現地での就職市場や求人情報を調べ、自分に合った職種や企業を探すことができます。
自分に今あるスキルで現地のマーケットでどの程度評価してもらえるかは、必ず転職エージェント経由で求人情報を事前にリサーチし、転職エージェントのコンサルタントと相談しておくべきです。
言語力の向上
海外で働くためには、基本は英語もしくは現地の言語力が必要になります。
海外就職前には、英語もしくは現地の言語を学ぶことで、コミュニケーションの壁を乗り越え、スムーズな職場適応ができるようになります。
英語ができない人は、まずは英語と触れる機会を増やすことで必ず英語力は伸びていきますので、少しずつでも取り組んでいく方が良いでしょう。
テレビCM、広告等でも有名なネイティブキャンプであれば、7日間無料トライアル実施中、業界初の予約無しでレッスンし放題キャンペーンをやっているようです。
実際にやってみて合わなければ、他を考えてみてはいかがでしょうか。ただし、英語と触れる機会は必ず作るようにしておいた方が良いかと思います。
ご参考までに、英語もしくは現地語ができなくても海外就職できる仕事はありますが、海外就職できる国は制限されます。
異文化への対応力
海外で働くためには、新しい文化や習慣に慣れることが必要です。
カルチャーショックに対応する力を身につけることで、現地での人間関係を作りやすくなり、職場でのトラブルを回避することができます。
例えば、イスラム教の人が多いインドネシアなどでは、仕事中に礼拝することは日常茶飯事、毎年7月、8月にあるラマダン(断食月)では、日の出から日没まで飲み食いを一切しないため、仕事中に集中力を欠いたりイライラしたりする人もいます。
あなたが海外就職したいと考えている国の文化を事前に知って理解しておく必要はあるでしょう。
適切なビザ取得
海外で働くためには、適切なビザの取得が必ず必要です。
ビザの種類や取得に必要な書類、手続きなどを確認し、事前に取得しておくことが大切です。
例えば、あなたがドイツで就職したいのであれば、日本にあるドイツ大使館、総領事館のホームページなどでを見れば分かります。
分からない場合は、電話などで相談も可能です。
もしそれでも分からない場合は、転職エージェントに確認することで、どういったビザを取得する必要があるか、取得するために必要な書類などが分かるようになります。
本記事では、日本での転職活動で失敗しないために知っておくべき5つのポイント、海外就職で失敗しないために知っておくべき5つのポイントとに分けて解説してきましたが、今の自分の年齢・スキル・経験・実績等でどういった求人があるのかをリサーチすることが転職活動の第一歩です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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