高卒で海外就職する方法とは?高卒で海外就職しやすい国とは?

海外就労


本記事では、高卒で海外就職する方法、高卒で海外就職がしやすい国を解説していきたいと思います。

その前に、そもそも、高卒で海外就職は可能か?というご質問をお持ちの方もおられるかと思います。

答えは、高卒でも海外就職は可能です。

ただし、国によっては、就労ビザが下りない、就労ビザが取れるとしても働ける職種が限定されるなどがあります。

では、早速、高卒で海外就職する方法から見ていきましょう。

 

高卒で海外就職する5つの方法

① 海外駐在

日本の会社に就職、転職し、一定期間日本で働いた後、海外赴任するという方法です。

海外駐在は、会社側からすると、費用負担が大きくなり、一般的には優秀な人材のみを海外駐在させようとするため、その分ハードルは高くなります。

ただ、この方法が、給料面でも、人間関係面でも、一番良いです。

給料面では、海外駐在した場合、海外赴任手当、危険地手当(危険国でないにしても)などの手当が出ること、現地居住費用負担(マンションなどの住宅費用)も会社が負担してくれることなどから、日本で働いている時の給料より必ず上がるからです。

会社によってバラバラですが、約20%~50%程上がるようなイメージです。

 

人間関係面でというのは、日本で一定期間働いている間に、日本で働ている人たちとの関係性作り、海外関連会社とのやり取りがある場合は現地在住の日本人・現地人とのメール・電話ベースでの関係性作りなどが可能になるためです。

あなたが海外駐在した場合、その人たちとやり取りする可能性もありますし、実際にあなたの国に出張で来る可能性もあり、そういった場合、事前に関係性が出来ていると仕事も進めやすくなるでしょう。

 

② 現地採用

現地にある日系企業に採用してもらう方法です。

現地ローカル企業、現地の外資系企業への応募は、現地にある日系企業への応募より、高卒という時点で、ハードルが高くなるため、オススメしません。

給料面では、上記①海外駐在と比べると、下がりますが、現地採用の場合は100%現地通貨で給料を受け取るため、今の超円安を考慮すると、非常にメリットが大きいです。

給料面では、海外駐在員と比べると下がりますが、あなたがまだ若い世代(20代~30代前半)などであれば、物価の安い国で働く場合は、可処分所得を考えると、日本で働く同年代と比べて、さほど変わらない、もしくは、上がる可能性も十分あるでしょう。

 

現地にある日系企業に採用してもらう方法としては、現地にある日系転職エージェントにまず相談することから始めます。

日系転職エージェントに登録→エージェントと面接→企業への応募→面接→内定→就労ビザ取得→現地への引っ越し→現地での住まいサポートなど全て無料で対応してくれますので、まずは相談から始めるのが良いでしょう。

 

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③ ワーキングホリデー(ワーホリ)

 

 

 

 

 

 

 

ワーキングホリデーという制度は、18~30歳の日本人が、協定を結んだ国(↓の協定26か国)に渡航し、英語の勉強や仕事・アルバイト経験など、自由にチャレンジすることができる制度です。

18~30歳という年齢制限があるものの、留学初心者にオススメできる留学プログラムです。

最大の魅力は、ワーキングホリデー先の国でアルバイトができることでしょう。

そのアルバイトの収入がもらえるため、語学留学に比べると、生活に必要な準備資金を少なくできるということ、現地で就労体験ができるという2つのメリットがあります。

期間は約1年程になり、現地での宿泊、英語学習、アルバイトなどの就労体験をすることができます。

ビザの種類は、【ワーキングホリデービザ】です。

ワーキングホリデー期間中の前半が語学学校に通い、後半は就労するというパターンが一般的です。

ワーキングホリデー制度は以下の26カ国・地域で利用できます。

<ワーキングホリデー協定国>
オーストラリア / ニュージーランド / カナダ / 韓国 / フランス / ドイツ / イギリス / アイルランド / デンマーク / 台湾 / 香港 / ノルウェー / ポルトガル /ポーランド / スロバキア / オーストリア / ハンガリー / スペイン / アルゼンチン / チリ / アイスランド / チェコ / リトアニア / スウェーデン / エストニア / オランダ
※国の順番は、日本がワーホリ協定を締結した順です。オーストラリアとの協定が一番早かったということです。

 

④ 海外インターンシップ

海外インターンシップは、学生が職業体験をできるシステムです。

日本のインターンシップは、数日~数週間という超短期が一般的ですが、海外のインターンシップは、短期の1~3か月もあれば、長期の1年~1年半というのもあります。

インターンシップ期間中は、日本の場合は【職場体験の場所】という場合が多いですが、海外の場合は、企業の一員として実際に業務に携わり、【実践的で本格的な就労体験を積む場所】という位置づけになり、語学スキルも磨くことができ、企業側もインターンシップ期間中の働きぶりを見ています。

インターシップ期間中は、無給または低給与が一般的ですが、インターシップ期間中の働きぶり・仕事のパフォーマンスが良い場合は、その企業への就職のチャンスもできますし、コネクションもできるでしょう。

コネクションができるということは、仮に、その企業への就職ができなかったとしても、他企業へ紹介してもらうなどの可能性もでてきます。

 

海外インターンシップをあっせんしている会社が日本にもあるので、それらを利用すれば高卒でも海外インターンシップに参加できます。

ただし、斡旋会社に費用を支払う必要がある上、インターンシップ期間中は無給または低給与となるため、金銭的な負担がある点には注意が必要です。

 

⑤ 留学中のアルバイト

留学をしながら学生ビザでアルバイトとして働く方法です。

高卒でも留学自体は簡単にできますし、渡航先の国によっては、アルバイトもできます。

短期留学の場合は、観光ビザでできることもありますが、長期留学の場合は、学生ビザが必要になります。

学生ビザの場合は、勉強するためのビザであるため、基本的には、アルバイトなどの就労は認められていない場合もあれば、一定の労働時間までは可能な国もあります。

例えば、オーストラリアでは2週間で48時間まで、アメリカ・カナダ・イギリス・マルタ・韓国などでは週20時間までの労働は可能です。

留学中に語学力を磨き、アルバイトで海外就労体験を積み、現地でそのまま海外就職するという方法が可能になってきます。

ただし、留学費用が必要になるので、ある程度の貯金が必要になります。

 

次に、高卒で海外就職しやすい国について、国ごとに解説していきます。

高卒で海外就職しやすい国

 

 

 

 

 

 

 

 

【高卒で海外就職しやすい国】というのは、【高卒でも就労ビザが取りやすい国】ということになります。

基本的に、就労ビザを申請するために必要な最終学歴は、大卒以上になっています。

ただし、大卒以上になっていても、専門的なスキル、実務経験必要年数を満たしていれば、最終学歴が大卒以上でなくても、就労ビザを取得できる可能性はあります。

例えば、米国の就労ビザ(H-1Bビザ)取得は、大卒以上か、それ相当の実務経験があること。大学の1年間が3年間の実務経験とみなされるため、短大卒の場合は6年間、高卒の場合は12年間の実務経験が必要になります。

しかし、特にアジアの国では、学歴の制限が米国等に比べて緩い国もあるため、海外就職しやすいアジアの国を解説していきたいと思います。

 

高卒で海外就職しやすい国 ①フィリピン

原則的に、学歴、実務経験、年齢制限無し。

フィリピンは、他国と比べても、比較的就労ビザが取りやすい国です。

新卒や業界経験がなくても就労ビザ取得が可能です。

 

高卒で海外就職しやすい国 ②タイ

原則的に、学歴、実務経験、年齢制限無し。一部企業は大卒以上になっています。

タイも比較的就労ビザが取りやすい国です。

新卒や業界経験がなくても就労ビザ取得が可能です。

 

高卒で海外就職しやすい国 ③インド

原則的に、学歴、実務経験、年齢制限無し。

ただ、162万5千インドルピー以上の年間所得が義務付けられています。(一部職種で例外あり)

所得制限はあるものの、新卒や業界経験がなくても就労ビザ取得可能です。

しかし、その人がインドでは採用することができないスキルを保有していることが求められています。

【その人の仕事内容はインドにいるインド人でもできる】、【ルーティーンワーク、事務的な仕事】などインド人で代替できる仕事内容と判断された場合は、就労ビザが下りない可能性があるため、その人がインド人にはできないようなスキル・経験を持ち、それを活かした仕事をインドで行うことを説明できなければなりません。

 

高卒で海外就職しやすい国 ④台湾

台湾は、申請条件として、大卒以上かつ2年以上の就業経験があることなどを求められます。

しかし、高卒・短大卒かつ5年以上の就業経験があることでも可能です。

サービス業の場合、経営層や料理長などであれば、専門家として高卒でもビザがでる可能性が十分あります。

 

高卒で海外就職しやすい国 ⑤マレーシア

マレーシアは、申請条件として、年齢制限はありませんが、学歴によって求められる実務経験年数が異なります。

・大卒の場合は3年以上

・短大・専門卒の場合は5年以上

・高卒の場合は7年以上

製造技術やITスキルなど専門技術を持っている場合は、学歴や職務経験の縛りが緩くなるケースもあります。

 

まとめ

高卒で海外就職する方法は、①海外駐在、②現地採用、③ワーホリ、④海外インターンシップ、⑤留学中のアルバイト→海外就職 になります。

海外で働くという意味では、既にITスキルに長けている人は、ノマドワーカーも選択肢の1つになり得るでしょう。

高卒で海外就職(就労ビザ取得が)しやすい国は、①フィリピン、②タイ、③インド、④台湾、⑤マレーシア です。

高卒でも実務経験年数が長ければ、就労ビザ取得できる可能性のある国は、アメリカ、マレーシア等ありますが、上記5つの国は、実務経験年数無しもしくは比較的短い国です。

冒頭でも触れた通り、高卒でも海外就職は可能です。

今のあなたの年齢、スキル、実務経験年数などを考えながら、海外就職にチャレンジして頂ければと思います。

今はスキル・経験などが全くないけど、海外で働いてみたいという想いが強いのであれば、海外就職に強い転職エージェントに相談しながら、↑で挙げた海外就職しやすい国でどういった求人があるのかをリサーチしていくことから始めましょう。

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