【海外就職】海外で働くスキルなしと思っている人へ

海外就労


現在の円安、約30年間平均賃金が上がらない一方、物価上昇し続けているため可処分所得が減り、海外に日本人が出稼ぎに行くニュースが増えています。

1955年~1973年までの19年間は、技術革新などで年平均10%もの高度経済成長期と言われる時代を経て、1980年代の日本経済は、「Japan as No.1」と称されるほど勢いがありました。

しかし、その後、2010年には、名目GDPで中国にも抜かれ、2023年内にはドイツにも抜かれる見通しになっています。

それは、もちろん、円安、ドイツの高インフレが大きな要因ですが、長期的な日本経済の停滞もその要因になっています。

日本国の経済成長がほぼ止まってしまっている状態です。

海外に目を向けると、これだけの経済大国であるにも関わらず、経済成長がほぼ止まっている国は他にありません。

大きく経済成長している国に行くと、至るところで、建物の建築などが盛んに行われており、他国からの投資も盛んです。

人々の表情も生き生きとしていて国に活気があり、現地に行くと、それを肌で感じることができます。

日本も、高度経済成長期やバブル時代は同じだったのではと思います。

そういった意味では、筆者は昔からベトナムが好きです。

本記事を見られている人は、海外で働くことに興味はあるが、海外で働くスキルなしと思っている人と思いますので、筆者オススメのベトナム就職に興味がある人は、以下記事を参考にして下さい。

ベトナムの魅力、ベトナムへの海外就職/海外転職
ベトナムは、世界でも有数の経済成長率、平均年齢も若く、国に活気があります。また、食事も元々フランス領だったこともあり、フランス料理も美味しく、他に、フォー、バインミーなど日本人の口に合う食事が多いです。そういった多くの魅力があるベトナムでの海外就職はオススメです。

 

少し前置きが長くなりましたが、今の日本の円安下、賃金が上がらない、増税などの状況からすれば、海外で働いて外貨を獲得することも1つの選択です。

しかし、筆者が意外だったのは、ネット上での情報を見ると、海外就職に興味はあるものの、海外で働くスキルなしと思っている人が多いということでした。

筆者は、海外営業を20年以上、現在はタイ在住歴6年以上になっており、様々な国の人、製品、サービスなどを見てきましたが、既にほとんどの人が知っている通り、日本の商品、サービスクオリティは世界トップクラスです。

日本人という「人」のクオリティも、マナー、道徳、親切さ、真面目さ、丁寧さなどの面でも、世界トップクラスです。

そういったモノ・サービス・人を生み出している日本という環境で仕事をしてきたという経験・ノウハウは何物にも代えがたいものです。

日本で当たり前に仕事で実施している手順が、海外では、全く当たり前ではなく、非効率な手順で仕事をしており、日本流の手順に変えると、それだけで効率が上がり、生産性も上がったなども珍しい話ではありません。

【トヨタのかんばん方式】などもその一例です。

仕事経験がほぼ無い新卒、第二新卒の人でも、日本でのアルバイト経験なども海外で活かせることもありますし、働く国を事前にリサーチすれば海外で働くことは十分可能です。

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では、ここからは、一定の職歴経験(目安は日本で5年以上)を持ち、「海外就職には興味はあるが、海外で働くスキルが無い」と思われている日本人向けにお話させて頂きます。

まず、なぜ海外で働くスキルが無いと思われているのでしょうか?

筆者は、日本で海外で働くスキルが無いと思っていたが、実際に海外就職し、フィリピンやタイで働いて充実した海外移住生活をしている人を数人知っています。

経済大国日本で一定期間働いてきた経験があるほとんどの人は、何かしら海外で活かせるスキル・経験などがあるはずです。

自分で気付いていないだけです。

次の手順で海外で働くためのステップを少しずつ進めて行きましょう。

  1. 自己分析
  2. 自分の語学力を加味した上で、働く国を決める
  3. 働く国の求人情報をリサーチ、応募

1つずつ見ていきます。

 

自己分析

まず自分のスキル・強み・経験などの棚卸しが必要です。

過去の仕事、アルバイトなどで自分が培ったスキルなどを紙に書いていきましょう。

思いつく限り、それを紙に書き出していくのです。

自己分析はあくまで自分の視点からしか考えられないため、他人から見ての自分のスキル・経験も必要です。

頼める友人、家族、恋人等がいれば、是非活用してみて下さい。

 

しかし、一番実用的な目で、あなたのスキル・強み・経験などを評価してくれるのは、転職エージェントです。

自分なりに自己分析ができれば、海外転職に強い転職エージェントに登録し、担当コンサルタントに真剣に相談し、海外で活かせる自分のスキル・強み・経験を見つけてもらうことも重要です。(もちろん登録・相談・面接対策・内定獲得までのフォローなど全て無料)

自分で海外で働くスキルも見つけれない人は、あなたがそれまでやってきた仕事を、包み隠す事なく、できる限り詳しく担当コンサルタントに話すのです。

彼等は年に何百人もの求職者と面談をしているため、自分で海外で働くスキルなしと思っている人に対しても、こちらが真剣に相談すれば、必ずアドバイスをくれるはずです。

海外で働くための第一歩は、いかにうまく海外転職エージェントを活用するか、自分に合ったコンサルタントを見つけるかです。

 

自分の語学力を加味した上で、働く国を決める

次に、自分の語学力(英語力 & 現地語力)を加味しましょう。

語学力は、上記海外就職に強い転職エージェントでももちろん評価してくれます。

海外で働くスキルなしと思われている人は、一般的には、語学力が高くないかもしれませんが、海外で働くスキル=語学力ではありません!

語学は、あくまで、コミュニケーションツールです。

そのコミュニケーションツールが、語学ではなく、例えば、絵が上手く書ける人であればそれで代替できます。

他にも、精度の高い翻訳機を使いこなす、身振り手振りが多くボディラングエッジが上手い人、現地人通訳と非常に仲良くなれる人など。

しかし、英語力がゼロなのに、英語を母国語とする国、例えば、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなどで働くとなると、上記コミュニケーションツールでは限界があります。

仮に、英語を母国語とする国での海外就職先が見つかったとしても、日本コミュニティの中でしか働けないし生活もできないでしょう。

一方、英語力ゼロでも、英語を母国語とせず、日本語話者・日本語通訳などがいる国では、就職先も見つけやすいし、働き始めた後も、仕事もしやすく生活もしやすいでしょう。

最初は語学力ゼロでも、実際に海外で働く始めた後、勉強するなり、現地人の友達を沢山作って現地語を勉強するなど心のゆとりも生まれます。

現に、ここタイは、日系企業では、タイ人の日本語話者、通訳などがいることも多いため、英語もタイ語もほとんど話せずに仕事・生活している日本人は沢山います。

「働きたい国」があるのは良いことですが、語学力を加味した上で「働ける国」での海外就職を目指す方が、仕事も生活もしやすくなるのは間違いありません。

 

働く国の求人情報をリサーチ、応募


働く国が決まれば、その国の求人情報のリサーチ→応募です。

海外求人情報のリサーチは、① 転職エージェントのウェブサイト、② 企業のウェブサイトが主です。

②の企業のウェブサイトで求人情報を集めるのは良いですが、実際に応募する場合は、この方法はオススメしません。

理由は、その企業に関しては自分は知っていても、その求人に関する情報量が少ないこともあるためです。

その情報を出来る限り集める役割を担うのが、転職エージェントです。

転職エージェントによっても、自分が応募したい1つの求人に対する情報量が異なります。

その企業にどこまで深く営業をしているか、採用担当者他、関係者との太いパイプがあるかなどによって異なってきます。

そういった意味では、上記海外就職に強い転職エージェントは、筆者の経験から、応募先企業に関する情報量が多い転職エージェントです。

自分が働く国で応募したい求人が見つかれば、早速応募です。

応募の際は、転職エージェントと相談しながら進めましょう。

求人情報のリサーチ→応募→面接→内定→就労ビザ取得などの一連の流れは、以下記事でも解説していますので、ご参考になればと思います。

 

最後に

本記事では、海外就職に興味はあるものの、「海外で働くスキルなし」と思っている人向けに、海外で働くのに活かせるスキル・経験などの見つけ方、自分に合った働く国の見つけ方、求人情報のリサーチ等について、解説してきました。

海外で働くのに大事なことは、語学力ではありません。

あなたが、これまでに培った経験、スキル、人脈、ノウハウなどです。

筆者だけではなく、これまで海外で会った数多くの日本人がよく言うことです。

語学力ゼロでも海外で働きたいと思っている人ほど、できる限り、多くの転職エージェントを活用することをオススメします。

海外就職には、語学力があることが有利であることに変わりはなく、不利な状態からでも、自分の希望の海外就職を実現させるには、語学力がある人が転職エージェントに2~3社程度使用しているのであれば、語学力ゼロの人は、その倍は登録した方が良いでしょう。

実際に、転職経験者の転職エージェント使用平均社数は、2~3社です。

転職エージェントへの登録は5~6社、その中から、2~3社に絞っていくイメージです。

語学力がゼロの人は、10~12社登録、5~6社に絞っていくイメージでも良いでしょう。

海外就職に強い転職エージェントを活用し、自分に合った担当コンサルタントを見つけることから始めましょう。

海外で働くスキルなしと思っている人も、今まで気づかなかったようなスキル・経験などが見つけれる一助に本記事がなれればと思っています。

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